非専門家であればこれくらい知ってればOK!というレベルで、わかりやすく解説いたします。

尚、用語自体の専門的な解説をしている記事は他に無数にあるので、この記事ではホームページ制作の現場で使われた際の用途を主に解説します。
ですので、専門用語としての本来の意味とはズレている場合もございます。

サーバーとは、高札のようなもの

まんが日本史 ©中部日本教映

サーバーとは、例えるならばこれです。この立て札です。

正式名称は「高札(こうさつ)」。御触書などを民衆に公示する掲示板です。
※「生類憐みの令」はここでは全く関係ありません。

このイラストを見ても「高札」というものがピンと来ないZ世代は、この時点で試合終了です。
これ以上いい例えを思いつく自信が私にはありません。

Z世代に限らず一見わかりにくいこの例えに、しばしお付き合いください。

みんなが同時に見ることができる

上のイラストのように、多くの人が閲覧可能=アクセス可能です。

複数人が、ひとつの高札の内容(情報)を同時に見ることができます

それは、当たり前ですがこの場所に高札があるからです。
高札がなければ、人々は上記のように一斉に情報に触れることができません。

高札それ自体が「サーバー」、掲載情報は「ホームページ」

少しややこしいのですが、「サーバー」は情報を掲載する「高札そのもの」に当たります。

情報の掲載されていない、まっさらな高札は存在しますが、人々に何かを伝えることはできません。

そこで、高札というモノに対し、文字を記載します。
その文字=情報こそがホームページです。

高札に文字を書いている人物が「ホームページ制作者」

ホームページ制作者は、伝えるべき情報を「高札」という土台に対し書き込みます。

結果、高札に書かれた情報は、多くの人の目に触れることができます。

ここで肝心なのは、「高札に文字を書く人」と「高札そのものを作成・管理する人」が違うことです。

前者は「ホームページ制作業者」、後者は「サーバー管理業者」です。

高札を月極で貸しているのが「レンタルサーバー」

複数の高札を保有し、それを月極で一般向けに貸し出しているのがレンタルサーバー業者です。

自分で高札を作り、公の場にぶっ刺すことはなかなかハードルが高いので、多くの人はこのレンタルサーバーを利用しています。

また、他には借りずに自分で管理しているものがいわゆる「自社サーバー」というやつです。

まとめ

現代では、高札が立っている場まで実際に赴くことなく、どこにいても「高札に書かれた情報」を見ることが可能になりました。
インターネットです。

今回は、わからない人には全くわからないであろう結構攻めた例えで解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。

初心者にはわかりにくい、「インターネット」と「ホームページ」と「サーバー」の違いの理解の助けになれば幸甚の至りにて候。